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タキシード猫

SONYのネコとは異なりこちらは、黒猫。目を細めている貌に手をさしのべると、猫は「ニャァ」と呟いた。猫は聴覚が発達している、音に敏感だ。どんなに僅かな音でも聞き逃さず耳だけは動いている。音に気づくと無意識に虚空を睨む。何の音だったかは解りもしない。それから、眠くなったのか瞑想し、蜷局を巻いて眠ってしまった。眠っている時も笑っている。

タキシード猫

タキシード猫

猫が視覚に入り、その儚げな表情は、私を恍惚とさせる。
猫に洗脳された脳は、意識混濁し、レリーズ遅延を引き起こす。
猫の目の中に飛び込んだ私は、猫の一部となり、まるで鏡のように、現実に投影される。
そして現実を嗤う。

タキシード猫

タキシード猫

猫は幻想的な生き物である。この世のものとは思えない愛くるしい表情、狂乱になったときの険しい表情、このギャップが堪らないのである。猫を凝視するだけで、快楽物質が流るるほどではないかと思う。視て、触れて、理解する。その幻想が崩壊し、現実となる。

タキシード猫

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